他店に寄せられたGoogleのクチコミについて

不当なクチコミで権利を侵害されたとして医師らGoogleを集団提訴したニュースを見て、この提訴の結果が気になりますし、飲食店でも結束して同様のことが出来ないかを調べているところです。

例えば今日の画像に使っている、僕は親しいと思ってるラーメン屋さんに寄せられたGoogleのクチコミを見てください。

プロの目から見た結論から言うと、これは全粒粉です。
「全粒粉」というくらいなんで粒子になっていて、それを砕く過程で大きな粒子が混ざったものだと容易に推測が出来ます。

僕の前の職場の麺がまさに全粒粉入りだったので一目でわかるのと、おそらく同業者100人に聞いたら100人とも僕と同回答だと思います。

しかしながらそれを「ゴミ」といけしゃあしゃあと喧伝し、「証拠を見せたら削除します」と何故か上からの物言いなんですよね。

僕たちが命がけでやってる自家製麺は実は緻密で繊細な作業で、ゴミなんて入り得ない環境で製麺をしてるし、仮に何らかの不注意でゴミが混入したとしても、麺の1本1本を目で見て、その1本1本を手で触っての作業となるので、確実に途中で気づいて弾いています。

更に製麺をしてる人が、麺上げをしてる人と違ったとしても、ゴミが混入してるなら絶対に気づきますよ。

スイッチ1つで麺が出来上がるわけではなく、製麺の驚くほどの手動の幾多もある過程の中で、今回の写真が麺に付着したものじゃなくて、麺に練り込まれたものであるから、途中で異物混入に気づかないわけないんですよね。

「全粒粉だという証拠を見せて」と一休さんクラスのとんちを用いたとしても、それを示すのが無理難題を仰せのようですが、逆にゴミだという証拠も見せられないでしょうし、これが有識者の見解で根拠となります。

ここまで言葉を選んで丁寧に話し過ぎましたが、つまり簡単に言うとラーメン屋を舐めるなって話です。

かつてこれも僕は仲間と思ってるラーメン屋さんで、牡蠣のラーメンを提供したら「牡蠣が入ってなかった」と書き込まれ、今度は違う店での出来事で全粒粉を入れたら「ゴミが入ってた」と言われてしまう理不尽な世界で、僕たちはお客様に喜んでもらうために笑顔で営業を続けています。

ただし冒頭の医師らの提訴のように、Google社がこういう場を提供して放置し続けてるプラットフォーマーとしての責任もあるでしょうから、今回のように知識や良識も欠いた、悪意の第三者のテロ行為は防げないので、冒頭の裁判の経過を見届けたいと思います。

なお僕からのささやかな協力として、今回の投稿が事実と異なるということでGoogleにこのクチコミを報告済みですが、現状だと全粒粉の写真を掲示して「全粒粉なんだってw」と仰せの、とても恥ずかしい状態が続いてるので、自ら投稿を削除して、自ら店舗へ謝罪に行くのが筋じゃないんでしょうか。